外来のご案内

Outpatient

診療科のご紹介

基本方針

  • こころと身体のトータルな医療を提供します

    患者さまの心身両面からの治療のため、各科医師の連携を強化し質の高いチーム医療を提供します。

  • 個々のニーズに応じた個別的な医療を心がけます

    患者さまの考え方・年齢・生活環境・社会背景などによる多様なニーズに出来る限り対応しインフォームド・コンセントに基づいた治療を行います。

  • 自己の向上のために努力します

    自己の研鑽は基より、日々進歩する医療に対して新しい知識や技術を学び積極的に取り入れ、最良の医療を提供します。

  • 地域の医療活動に貢献します

    救急医療を充実させるとともに、地域に開かれた病院として、日々の診療・健診や保健活動を通して地域の健康増進に貢献できるように努めます。

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精神神経科

診療方針

精神神経科では当院の基本理念に沿い、精神保健福祉法の遵守のもと、人権に十分配慮した医療の提供を心がけています。

身体合併症がある方でも、患者さまの時間的・物理的ご負担の軽減を図るべく、内科・外科・整形外科・皮膚科・麻酔科の医師の協力のもと、 できるだけ院内で治療ができるように努めています。

また、当院では精神科救急医療にも積極的に協力し、地域の精神科医療の一端を担っています。

対象疾患

統合失調症をはじめとして、感情障害(躁うつ病)、神経症性障害、アルコール関連疾患、薬物依存、摂食障害、てんかん、認知症 及び 老年期精神障害、児童・思春期・青年期精神障害、不眠症など幅広い領域にわたって精神疾患の治療を行っております。

主として認知症の判断を行う認知症疾患医療センターを開設しています。

 

内科

診療方針

当院では一般内科を基本とし日常の診療を行っています。

高齢者・精神神経科的疾患のある患者さまの診療機会が多いため、個々の状態・状況に即した診療を心がけ行っています。

具体的には、個々の体力その他を考慮した検査の施行、ご本人ご家族と相談の上での治療方法の決定等を大切と考え実行しています。

対象疾患
  • 消化器疾患の一般検査と治療(胃・大腸内視鏡検査・大腸ポリープ内視鏡的切除など)
  • 生活習慣病の検査と治療(糖尿病・高血圧症・高コレステロール血症など)
  • 感染症の予防と治療(インフルエンザワクチン接種・肺炎・腎盂炎治療など)
  • 循環器疾患の一般検査と治療(心エコー検査・心不全・不整脈の投薬治療など)
  • その他の内科疾患の診断と治療

さらに高度な専門的検査治療が必要な場合は、地域連携により専門機関への紹介を行っています。

 

循環器内科

診療方針

当科は循環器疾患(心臓病や動脈瘤等)の内科的な診断や治療を行っています。

循環器内科外来としては、高血圧、脂質異常症(コレステロールが高い等)、糖尿病等の循環器疾患(狭心症や心筋梗塞、 慢性腎不全、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症等)に伴う患者さんについて、日常の病状の管理や、生活習慣病の予防や治療に当ります。 又、循環器疾患の患者さんの主治医や、かかりつけ医として役割を果たす事を目標としています。 更に、病気の精査や治療、手術等につき、急性期病院や他の病院に対して紹介をしたり、治療を終えた患者さんの管理も行っています。 勿論、従来通り、近隣や、地域に居られる患者さんに対しても、直接、診療を行っています。(予約制もあります)

入院治療について、当院は、急性期病院や2次救急病院の専門医と緊密な病院連携を行っていますので(普通の病院連携の他に、ITを利用した地域医療連携の連携病院としても)、 これらの病院からの紹介患者さんに入院して頂き、前病院の治療を継続して行います。当然、直接、当院を受診し、入院される患者さんもいらっしゃいます。
又、当院は、心大血管リハビリを行っていますので、入院後もリハビリを行い、患者さんの生活能力を上げる事も目標の一つにしています。 又、回復期病棟に入院して頂く事もあります。患者さんの全身管理とリハビリを組み合わせた医療を行う事を目標とし、 他の関係する医療スタッフとともに、在宅や、時には施設等への連続した医療を提供する事を目指しています。

更に、当院は、約60年に亘って精神科と身体科の両科に関わる医療を行って来ました。 その歴史と実績を踏まえて、患者さんの治療にこれからも積極的に携わって行きたいと考えています。

 
下肢静脈瘤外来

当科では、令和2年4月1日より「下肢静脈瘤外来」を開設いたします。診療は毎週水曜日、午後2時からです。
(詳細は外来担当医表を御覧ください)

下肢の静脈が太く浮き出ているものを「下肢静脈瘤」と言います。下肢の静脈の弁が壊れ、血液が静脈内に停滞して拡張することで、静脈瘤となります。症状としては、下肢のむくみ、だるさなどのほか、下肢がつりやすくなったりもします。時間の経過とともに色素沈着、皮膚潰瘍ができたりもしますので、早めの治療が望まれます。早期加療に対応できるように静脈瘤の専門外来を開設していますので、気軽にご相談ください。

下肢静脈瘤の治療方法は、弾性ストッキング着用による「圧迫治療法」、血管内に薬剤を注入し静脈を閉塞させる「硬化療法」、静脈を手術で抜き取る「ストリッピング手術」、静脈の内側からレーザーなどで焼く「血管内焼灼術」などがあります。症状に合わせて適切な治療法がとられます。

当院は、低侵襲治療である血管内レーザー焼灼術の実施基準による実施施設として認定を受けておりますので、これらすべての治療法に対応できます。

当専門外来は、予約診療となりますので、診療をご希望される場合は下記にお問い合わせください。
TEL:0138-59-2221(受付窓口)

対象疾患
高血圧、脂質異常、心不全、腎不全、狭心症、心筋梗塞、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、不整脈(心房細動の管理等)、 ペースメーカー植え込み術(管理も行っています)、心臓弁膜症、下肢閉塞性動脈硬化症、心源性脳梗塞等です。
 

消化器内科

診療方針
当科は当院におきまして平成22年4月より専門外来として開設されました。精神神経科の患者様の合併症、 特に摂食障害や排便障害等を中心に診療をしています。地域連携も積極的に行い入院精査加療やさらに専門的医療が必要な場合は専門機関への紹介を行っています。
対象疾患
  • 消化管疾患の検査と治療(胃、大腸内視鏡検査、大腸ポリープの内視鏡的切除等)
  • 肝胆膵疾患の検査と治療
  • 嚥下障害等に対する内視鏡的胃瘻造設術(PEG)とそのアフターフォロー
する病院のため、これらの患者さま特有の合併症も多く、特に消化管運動低下に伴う症状に対する治療や、 経口接取困難な患者さまに対する経腸栄養のための経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)を内科との協力の下に行う等、 「こころと身体のトータル医療」の実現に向け、常にサポート体制を整えております。

対象疾患
 

外科

診療方針

当科では、食道・胃・十二指腸、小腸・大腸・肛門、肝臓・胆道・膵臓などの消化器全般、及び乳腺・甲状腺疾患の診断や外科的治療をはじめとして、 これら臓器に発生した癌などの悪性疾患に対する化学療法や下肢静脈瘤手術、鼠経ヘルニア手術、外傷・熱傷、皮膚・皮下腫瘍、 陥入爪などに対する一般・体表外科診療などを主に行っております。
診療に際しては、最先端の医療技術を積極的に導入して外科治療レベルの維持・向上を図るとともに、 個々の患者さまの状態に応じた適切な医療を提供できるよう、他科との連携を密にして日々検討・改善努力を行っております。

患者さまのQOL(生活の質)を重視して当科で導入している手術の代表例としては、胆嚢・胆管手術における腹腔鏡下手術、 胃・直腸手術における神経温存手術、大腸手術における小切開手術、乳腺手術における乳房温存手術などが挙げられます。

当院は精神神経科を主体と

  • 肝臓・胆道・膵臓

    肝臓癌、胆嚢・胆管癌、膵臓癌、肝内・胆嚢・胆管結石症など

  • 乳腺・甲状腺

    乳癌、甲状腺癌、各種乳腺・甲状腺腫瘍など

  • 血管外科

    下肢静脈瘤など

  • 一般・体表外科

    鼠経・大腿ヘルニア、腹壁ヘルニア、外傷・熱傷、皮膚・皮下腫瘍、陥入爪、鶏眼・胼胝など

  •  

    第一・第二整形外科

    診療方針

    当科は日本整形外科学会認定整形外科専門医3名により、一般整形外科疾患や骨折・脱臼などの四肢外傷、関節疾患、スポーツ障害、脊椎疾患の治療を行っています。

    また、手術後のリハビリ、退院後の生活指導、訪問看護なども充実しております。 当科の特徴としては、一般の患者さまのみならず認知症・精神神経疾患を有する患者さまの手術治療において 当院精神神経科医師と連携しながら行える道南地域でも有数な施設となっています。

    また、特に整形外科でも専門的な分野として、関節・スポーツ疾患専門医と脊椎疾患専門医がそれぞれ専門的に診療・手術を行っています。

    対象疾患

    膝関節疾患の手術では関節鏡視下半月板・滑膜切除手術、骨切り術、人工膝関節置換術を行っていますし、 また、股関節変性疾患には人工股関節置換術、大腿骨頭壊死では人工骨頭置換術や人工股関節置換術を行っています。
    スポーツ外傷での膝半月板損傷や靱帯損傷では内視鏡下に短時間で行うようにしています。
    さらに今後は患者さまへのニーズに応えるべく、スポーツによる怪我・障害の診断・治療のみならず、 復帰までのリハビリ、さらには予防方法の啓蒙についても積極的に対応して参ります。

    脊椎手術に関しては、脊椎外傷、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、後縦靱帯骨化症、腰椎椎間板ヘルニアの手術、 そして人口の高齢化により増加している腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症では80歳代でも脊椎固定術が可能となりました。

    その他にも以下の表に挙げた外傷・変性疾患の治療、手術を行っておりますので、お困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ 1度外来にご相談下さい。

    四肢の骨折小児から高齢者までの骨折全般、高齢者の大腿骨近位部骨折など
    関節外傷・関節疾患・スポーツ外傷肩腱板損傷、肩・肘・股・膝などの人工関節、関節鏡視下手術(肩・膝・肘など)、肩・膝・股などの関節形成術
    関節リウマチ薬物治療、関節・脊椎手術
    脊椎外傷・脊椎変性疾患脊椎圧迫骨折、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、後縦靱帯骨化症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症など変性疾患の手術
    一般整形外科脱臼、捻挫、腱損傷、挫創、打撲、交通外傷、労働災害など
     

    皮膚科

    診療方針

    診療の対象疾患は、湿疹・皮膚炎・蕁麻疹・にきびや白癬(水虫)のような一般的疾患から、膠原病や内臓疾患に伴う皮膚症状、 天疱瘡などの自己免疫性水疱症、乾癬などの角化異常症、皮膚腫瘍などの外科的皮膚疾患まで幅広く診療しています。

    また、乳児から成人、高齢者にいたる各年齢層の診察を実施し、他医院からも地域医療連携を活用し、紹介患者さまを積極的に受け入れております。

    対象疾患
    • 湿疹・皮膚炎

      ステロイド剤の外用を行い、痒みが強いときは抗ヒスタミン剤を内服

    • 蕁麻疹

      抗アレルギー剤を内服し、必要なときはアレルギー検査を施行

    • アトピー性皮膚炎

      ステロイド剤やプロトピック軟膏の外用と抗アレルギー剤の内服を実施。さらに悪化要因を探し指導を行いコントロールに努める

    • 乾癬

      ステロイド剤やビタミンDの外用を行い、痒みがあれば抗ヒスタミン剤を内服

    • 接触性皮膚炎

      原因の検索のためパッチテストを施行

    • 食物アレルギー

      採血にて精査

    • 良性皮膚腫瘍

      局所麻酔下に摘出 あるいは 液体窒素による冷凍凝固法を施行

    • 悪性腫瘍

      拡大単純縫合が可能な場合のみ施行

    • 帯状疱疹・蜂窩織炎・褥瘡・天疱瘡やアトピー性皮膚炎

      重症の場合は入院の上治療