病院紹介

Introduction

病院長のご挨拶

病院長イメージ

院長
菅原 隆光

▼ プロフィール

【昭和61年3月】
杏林大学医学部卒業

【平成3年3月】
弘前大学大学院医学研究科修了

【平成16年4月】
皮膚科科長皮膚科科長

【平成23年4月】
医療法人函館渡辺病院
副病院長
理事
医療安全対策室部長

【平成26年10月】
安全管理部長

【令和3年4月】
医療法人函館渡辺病院病院長

  • 日本皮膚科学会専門医

 病院理念である 愛と智と美と のもとで、基本方針に“心と体のトータル医療”をかかげ、地域に根ざした「かかりつけ医」として、精神科のみならず一般科の充実にも努めてきました。また、当院は温泉地として有名な湯川の賑わいの中に建っていますが、住民の方の理解もあり、地域の中にとけこんでいると自負しています。

 病院の目指す目標は安心安全な医療であり、すべての行為に信頼・信用を得ることです。それは又、職員相互においても欠かせないことであり、各職域間での連携の促進もしています。

 函館市は高齢化の進行が著しく、高齢精神科患者のほとんどは精神と身体との合併症を有しています。従って、精神科医は一般科医と連携して治療にあたり、また一方では身体疾患で入院した高齢者が夜間せん妄などの精神症状を呈することも多く、精神科医が対応しています。精神科患者で身体合併症を有していると日常より医師はもちろん精神科と一般科のスタッフは緊密に連携して対応しています。そして主治医を一般科医とし、担当医を精神科医とする精神身体合併症病棟を中心に入院対応もしています。

 更に、当院は社会医療法人としての公益性の高い医療の提供・透明性の高い病院経営を行っています。特に社会医療法人としての認定要件である精神科救急対応としては、道南圏域における精神科の基幹型病院として精神科救急医療施設となっています。救急日は年間120日あり、時間外救急受け入れに対応しています。また、一般科においても整形外科・外科の二次救急病院であり、救急医療体制の一部を担っています。

 教育機能の強化として、令和3年4月から精神科研究・研修センターを新設しました。精神科におけるコア科臨床実習生、初期研修医、そして新専門医制度専攻医を総合的に病院全体で教育し研修・研修の成果を上げられるように支援するとともに併せて全医療従事者の専門性を高めるための研修・研究活動を支援することを目的に活動を開始しました。

 当院は平成21年に日本医療機能評価機機能評価の審査を受け、認定病院になりました。2度の更新を終え令和1年12月に新たな病院機能評価にて受審し、再度認定病院となりました。当院に対するこの度の病院機能評価の講評では、「一般科と精神科の連携が素晴らしく、その診療体制は特筆すべきである。心と体のトータル構による病院医療の実践は人間を心と体の総体として捉え、一体としてケアし対応している。」と高評価されました。今後もさらに職員一体として維持していきます。

 当院がこの地域で必要とされる病院としてその存在価値を高めていくためにも、誠実に勤め、信頼・信用される病院として地域の皆様の健康を守り、より質の高い医療を提供していきます。

令和3年 4月