臨床研究に関するオプトアウトについて
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臨床研究に関するオプトアウトについて
通常、臨床研究は文書もしくは口頭で十分な説明を行い、患者様からの同意(インフォームド・コンセント)を得て行われます。これを「オプトイン」と言います。
なお、同意には、主として「文書による同意」と「口頭による同意」がありますが、臨床研究に関わる同意は、文書による明確な同意を基本とします。(一方、口頭による同意を取得した際は、その旨を遅延する事なく診療録に記載します。)
臨床研究のうち、観察研究(対象となる患者さんの診療データのみを匿名化して用いる研究)においては、患者様に対して研究を目的とした積極的な侵襲や介入がないため、国が定めた倫理指針に基づき、「必ずしも対象となる患者様お一人ずつから、臨床研究ごとに直接同意を得る必要はない」とされております。しかし、「研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を通知または公開し、さらに可能な限り拒否の機会を保障する事が必要」とされており、このような手法を「オプトアウト」といいます。
上記の様な臨床研究のために、患者様ご自身のデータが使用される事を望まれない場合やご不明な点がございましたら、お手数ですが各研究の担当者までお知らせください。
No. | 診療科 | 臨床研究名 | 当院担当医師 |
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1 | 循環器内科 | 高血圧患者のHolter心電図からみた自律神経機能評価 | 太田 久宣 |
2 | 整形外科 | 本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究 | 德谷 聡 |
3 | 精神神経科 | 精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究 | 三國 雅彦 |
4 | 薬剤部 | 腎機能による向精神薬の処方動向調査 (POSネット北海道2023年度共同研究) | ー |
5 | 薬剤部 | ピペリデン塩酸塩の供給停止が入院患者に与えた影響 | ー |
6 | 臨床心理科 | 認知症患者における認知機能検査(MMSE,COGNISTAT)の有用性の研究 | 塚本 典子 |